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悪質な商法の中でも「我に返りにくい」マルチ商法

 

当サイトでも解説をしている水素水などは、水商売と呼ばれるような悪質なマルチ商法に利用されるケース多くあります。
また、ウォーターサーバーに関しても「当選商法」という相手の思考能力を鈍らせる悪質な商法を用いている業者もいます。
どちらも相手の心理を巧妙に利用していますが、当選商法の場合は相手に「自分はツイている!」を誤認させることで契約させる商品(ウォーターサーバー、回線工事)を魅力的にみせます。
さらにその場で決断させることで落ち着いて他の商品と比較、実際に自分に必要かどうかを考える隙を与えません。

 

その為自宅に帰って他の人に話したり自分で調べなおしてみたり自分に本当に必要なものかを考えたりと「我に返る」隙が存在します。
この段階でクーリングオフをしたり、消費者センターや周りの人に相談して事なきを得ることも出来るのですが、マルチ商法に「洗脳」されてしまうと我に返る隙がなかなか出来ません。
そこで今回は、家族や友人、同僚などがマルチ商法で「洗脳」されてしまったときにどのように説得すればいいかを紹介します。

 

 

説得するときに絶対にやってはいけないこと

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最初に「絶対にやってはいけないこと」を紹介します。
そのやってはいけない事は「それマルチでしょ」「そんなの詐欺商品じゃん」等と真っ向から否定することです。
よく知恵袋等の相談で「マルチだと説得しているのですが聞く耳持たず・・・」等とありますが、これは当然そうなると私は考えます。
マルチに洗脳された人にとって、その商品(サービス)はとても良いものなのです。
その良いものを一生懸命他の人に広めようとしている矢先に、家族や友人に真っ向から「それは詐欺だ」「そんなものに価値があるわけないじゃないか」と言われたら余計に冷静さを失うのも当然ではないでしょうか?

 

冷静さを欠けば意固地になって「絶対にこの商品は良いものだ!」と自分の考えを曲げませんし、自分を否定する人物を信じなくなるでしょう。
洗脳を解除しようとしている方は一度その方から説明をされたことがあると思いますが、その時に貴方が感じた「胡散臭さ」を、洗脳されている人は貴方の発言から感じるようになります。
貴方はその方の話す商品の説明を信じませんよね?

 

洗脳されていたとしてもこれまでの人生で関わってきた人から一気に離れてしまうということは少ないでしょう。
そんな中その人生で関わってきて仲が良いと思っていた人を信用出来なくなったとき、一番信用できて、唯一信用出来る存在になるのは「洗脳した人」になります。
そうなってしまっては貴方が洗脳を解除したいと思った人は貴方が否定したことで更に洗脳され、骨までむしゃぶりつくされてしまうのです。

 

 

より深く洗脳されやすいのは自分は大丈夫と思う人

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ではそもそも洗脳されている状態とはどのようなものなのでしょうか。
自分の軸となる価値観を持たない流されやすい人も洗脳されやすいですが、それよりも厄介なのは「自分に自信を持ち騙されないと断言する人」です。
そのような人の多くは、心理学等の人の思考を誘導する技術を学ばずにこのようなことを言います。

 

そしてそのような人特有の聞き齧った知識、偏った知識で自信というものは、人の思考を誘導するプロからすれば騙しやすい存在となります。

  • わざとその人を騙すのを失敗してみせたり、その稚拙な知識を大仰に褒めて自信を付けさせ、その隙をつく
  • その人の自尊心を大勢(マルチ商法の信者)の前で粉々に叩き壊してから温かい言葉をかける

等など、私の知るこれらの方法以外にも存在する無数の手段を用いてその人の価値観を自分に都合のいい形に再形成します。

 

そしてそうなれば、その人は自身の価値観を持たないよく挙げられる洗脳しやすい人以上に熱心な信者となって、再形成された価値観でもって「良い商品だ!」と信じる商品を周囲に売りつけようとします。
そして自分の価値観を持つ人は悪く言えば頑固ですから、自分以外の価値観を持つ周囲の「説得しようとする人」に対して憐憫の情すら持つようになります。

 

 

洗脳を解除する為の方法とは

 

マルチ商法の営業マン(勧誘者)として完成された人物を助ける事は容易ではありません。
例えば自宅で友人と電話をしていて、「今日から赤信号で渡れで青信号が止まれになったんだよ」と言われても信じる人はいないでしょう。
青信号は渡れ、赤信号は止まれと言うものは常識で、それが変わる事はないと誰もが考えるからです。
マルチ商法に洗脳された人というものは自分が売る商品の効果、マルチ商法で儲けられるということに対してそれぐらい常識的なことだと感じています。

 

そのような人に対して真っ向から否定する事は止めた方がいいという事は最初に説明しました。
ではどのようにすればいいのでしょうか。
自分での説得を諦めるというのが一番現実的でしょう。
「説得したいから方法探してるのに何言っているんだ!?」と驚いた方、安心してください、解決方法です。
洗脳されている人がいるという事は、当然ながら「洗脳した人」がいると言うことになります。

 

そしてその洗脳した人は、その道のプロです。
当記事をご覧になっていると言う事は事前に下調べをしているということでしょう。
しかし事前に情報収集していたとしても残念ながら付け焼刃、その道のプロが洗脳し、そして完全に洗脳を解除し警戒心まで植えつけることが出来なければ洗脳した人は再び洗脳する事になってしまいます。
その時には貴方は「自分を騙そうとした悪人」と認識されている可能性すらありますので、もうチャンスは無くなってしまう恐れすらあります。
そこで、マルチ商法について自分より詳しい人に説得してもらうのです。

 

 

消費者センターなど国の力を活用する

 

とはいえ他のマルチ企業に再洗脳させるというわけではありません。
全国からマルチ商法を含めた消費者センターや、法律の専門家である警察や弁護士の力を利用するのです。
しかし直接「消費者センターに行こうか」「警察に相談しよう?」などと言っても「そんなもの必要ない!」と断固拒否することが予想されます。
ではどうするか?

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勧誘方法の違法性を消費者センターに相談して行政の力を借りましょう!
例えば健康食品であれば、薬事法などの専門知識が無い人が「本当にこの商品はいいものだ」と言う思いで宣伝をするのであれば薬事法に抵触する宣伝になってしまいます。
「姉さん子供がアトピーで困ってるって言っていたけど、この商品を食べればアトピーなんて簡単に治すことが出来るよ!」「この製品を食べた人で食道ガンが治ったって言った人がいるんだ、父さんもこの商品を食べれば手術なんてしなくても完治できるよ!」というように、妄信的に製品の良さを語ろうと思うと、大体の場合はこうなるでしょう。

 

医薬品以外で疾病が治るといった効果をうたう事は薬事法に抵触しており(この製品のこの成分がこの疾病に効果があると研究結果が出ている等は可)、これを録音し消費者センターに相談すれば行政が指導してくれるか、大手のマルチ企業であればクレームとして企業に連絡を入れることで洗脳されている人を指導、上手く行けば脱会させてくれるでしょう。
かなりの荒療治なので「そこまでしなくても・・・」と思うかもしれませんが、会話で説得しようとしても先に申した通り逆効果になってしまう危険性が高いですし、時間が過ぎれば過ぎるほど洗脳された人は抜け出しにくくなってしまいます。
抜け出しにくくなっている理由が不良在庫だったり借金だったり、洗脳した人の釘刺しが行なわれる可能性もあります。

 

 

自分が何とかしようとするのは危険

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また、「マルチの集会やセミナーなどにあえて参加し、その場でマルチである点などを指摘する」といった方法も挙げられています。
この方法で主催者が返答に詰まったり、その場のやり取りで洗脳された人が疑問を持ってくれる可能性も確かにあります。
しかしミイラ取りがミイラになってしまう危険性が非常に高いのです。
洗脳の方法に自尊心を粉々に砕いて自分の都合のいいように洗脳する方法も紹介しましたが、これは既にその人の家族や恋人など近しい人が洗脳されているときにとても行いやすい方法なのです。

 

集会に参加するとなるとその主催者(洗脳した人)に当然「この人が参加する」という報告が来ます。
そして生まれた時から一緒にいる家族やその時最も心を通わせているであろう恋人、配偶者が洗脳されている場合、洗脳した人はその人の情報を集めやすくなります。
洗脳されている人は心の底から主催者を信用していますから、その人の性癖や汚点、黒歴史などの情報といった家族や恋人には知られている、誰にも知られたくないであろうどんなものでもしゃべってしまいます。

 

そして集会やセミナーなどの大勢の前で、収集した性癖、誰にも知られたくなかった自分の情報が嘲笑と共に公開されたときに、貴方はショックを受けずにいられるでしょうか。
そうなってしまう前に、傷の浅いうちに切り離してあげることが重要となるのです。

 

 

まとめ

  • マルチ商法に洗脳されている人を「それマルチだから」等と真っ向から否定してはいけない
  • 洗脳されている人にとって紹介している商品やサービスがいいものであることは青信号は渡れという意味であることと同じくらい常識となっている
  • 洗脳した人はプロであり真っ向勝負をするのは危険
  • 洗脳された人の傷が浅いうちに助けるためには行政などの力を借りることも大事

現在「マルチ商法は悪(一応合法ではある)」というのは世間一般の総意といっても過言ではない状態になっています。
その状況下であってさえ洗脳されている人が出続けているというのは、洗脳された人が騙されやすいからの一言で済ませられる話ではありません。
それだけ洗脳する側の技術が凄いのです。
「自分はマルチ商法なんかに屈しない!」という感情論で自分は大丈夫と過信するのではなく、「マルチ商法の巧妙さ・騙す技術」が高いレベルにあるということは認めた方がいいでしょう。
そこを認めた上で洗脳されてしまった人を助けなければいけない以上、最大限に警戒していきたいですね。

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