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他社のボトルは使えません

 

先に結論を言うと「出来ません」
もしも似た差込口であっても「やらないでください」
友人や親戚で自分とは違うメーカーのウォーターサーバーを利用している人がいるとついついやってみたくなるのが「飲み比べ」だと思います。
一時期芸能人のかくし芸などで複数の種類の水からどれがどこの水かを当てる「利き水」をしている姿を見てそう思った方もいるかもしれませんし、普段から友人と何かを食べる際に一口ずつ食べ比べている人などは飲み比べられる機会があればそうしたくなるでしょう。

 

しかしそれはその方のお宅に行って飲ませてもらう程度にした方がいいでしょう。
その理由として各メーカーで独自のサーバーを製作していることにあります。
例えばフレシャスウォーターなどはボトルの形状ではなくパックになっていますし、同じ12Lボトルであるメーカーであっても形状が違うのは分かると思います。
よく似た形状であっても差込口が少し違う場合もありますので、似た形状であっても差込口が少し違った結果接続部分が破損してしまったという事になってしまう可能性があります。

 

そして他社ボトルをセットしようとして破損させてしまった場合、当然ながらどのメーカーであっても補償してくれません。
全額自己負担での修理、もしくはサーバーの買取りとなってしまいます。
この事はどこのメーカーでも記載されており、分かりやすいメーカーではQ&Aなどの見つけやすいところに、分かりにくいメーカーのサイトでも利用規約に記載してあります。

 

メーカーによっては同じサーバーを流用するOEMというシステムを利用している場合もありますが、この場合でも他社ボトルは利用しないほうがいいでしょう。
利用規約によって「この会社のボトルなら機械は同じだし使っていいよ」などと書いているわけもなく、その時使えたとしてもその後まったく別の要因で破損したとしても「他社ボトルをセットしたという間違った使用方法をした」として修理代金を請求される危険性が高いです。

 

 

何故他社のボトルを使用しないよう厳しく規定されているか

 

なぜこのような規約が設定されているかというと、大きく分けて2つの要因が考えられます。

 

メーカーによって追求したい形が違う

十人十色

 

 

 

 

 

ウォーターサーバーの形状で「これが不便」というものはあるでしょう。
その不便に対するメーカーの取り組みは「十人十色」といえるほど異なります。
例えばボトルの交換です。
現在も主流となっているサーバーの形状として、ボトルをサーバーの上部にセットする形があります。
この方式の場合12Lもの重さのボトル、メーカーによっては18Lのボトルを持ち上げ、1m以上あるサーバーの差込口にボトルをセットしなければなりません。
これは成人男性であれば何とかなるでしょうが、幼稚園に通園するお子様では自分と同じくらいの重さである以上本人がやりたがったとしても手伝ってもらうわけには行きません。

 

また女性にも重くなってしまいますし、妊婦やお年寄りであれば余計に難しいでしょう。
この不便さを解消する為の方法として、フレシャスウォーター等ボトルの量を少なくした7Lパックなどにすることでボトルの交換に必要な筋力を少なくしました。
これに対してコスモウォーターなどではボトルの位置をサーバーの上部ではなく下部にすることでサーバーの上までボトルを持ち上げる必要を無くしました。
このことでボトルの容量をそのままに、力がなくてもボトルのセットが簡単に出来る様にしています。

 

コスモウォーターなどはウォーターサーバーというスペースが必要な機械の下にお掃除ロボを組み合わせることで、追加で必要なスペース無くお掃除ロボの利用も出来るようにしています。
このようなスペースを活用するサーバーだけでなく、サーバー内部に関しても各メーカーの知恵が出ています。
従来のウォーターサーバーではサーバー内で保温しているお湯をサーバー内に循環させることで内部の殺菌をしていますが、アクアクララ等のウォーターサーバーであれば除菌にUV除菌ランプを使用しています。
これはより効率的な殺菌方法を模索しているだけでなく、消費電力についてもメーカー側が努力をしている為です。

 

個人宅でのウォーターサーバーが流行った2011年3月以降ではほとんどのウォーターサーバーは電気ポットと同じ月々1,000円程度電気代がかかっていました。
近年はこの消費電力を抑えたタイプ、省エネモードを搭載することで1ヶ月にかかる電気代を少なくしたメーカーもあります。
従来の一般的な殺菌方法である温水をサーバー内部に循環させて熱殺菌処理をする方法では、殺菌能力自体に限界があったことの他にもその消費電力が多いという問題がありました。
この問題を解決する為にUV殺菌ランプを搭載することで、消費電力を抑えて効率的な殺菌処理をすることに成功しているのです。

 

メーカー側の儲けがなくなるので現在のサービスが行えなくなる

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ウォーターサーバーを取り扱うほぼ全てのメーカーはウォーターサーバー本体を販売していません。
ウォーターサーバー本体はレンタルとし、そのレンタル費用も無料にして定期メンテナンス費用を年に1回、又は毎月少しずつ支払う形式にしています。
サーバーの設置に関わる運搬費用等の経費も要求せずに初期費用無料としているところが多いです。
自社発送ではなく宅急便を利用しているメーカーも送料を無料としているところが多いように、総量に関してもメーカー側が負担しています。
つまり、ウォーターサーバーに関する費用についてはメーカー側がほぼ全て負担し、利用者が支払う料金を「水(メーカーによってはメンテナンス費用)」だけに設定しています。

 

この傾向が一般化しているためにサーバー本体を販売する形式にしたメーカーが出てきても浸透はしないでしょう。
このサービスの現状で「ここのメーカーのウォーターサーバーを無料レンタルして別のメーカーの水を買って使おう」ということをされてしまうとウォーターサーバーをレンタルしているメーカーは収入0でサーバーの費用を負担していることになります。
元々サーバー本体で発生する赤字を自社の水を購入してもらう事で黒字にすることが前提となるサービスですので、このようなことが起きてしまえばサーバーレンタル無料、又は1,000円程度のレンタル料というようなサービスは出来なくなってしまいます。

 

ボトルの形状を共通規格にしたりフレシャスの水パックをセットできるようにするためのコネクタなどが販売されるようになれば複数の会社の水が飲めるウォーターサーバーが完成すると思いますが、その仕組みが出来た段階でサーバーは購入することになったりレンタル料が高額化してしまうでしょう。
とはいってもそのようなサーバーにかかる費用負担が当たり前になってしまえば個人がウォーターサーバーを設置する敷居が非常に高くなってしまいますので、実際にこのようなことになる事はないと思います。

 

このようにそれぞれの会社がサーバーを開発しているという点と、サービスの維持の為に必要であるからこそ自社以外のボトルは使用出来ないようになっています。
この規約を破って他社ボトルを無理矢理利用して破損した場合はサーバーサーバーの買取り、修理する場合には全額修理費負担となります。
その為高額な出費となりますが、その際にかかる費用が本来ウォーターサーバーを運用した時にかかる費用だと思うといいのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 

 

 

  • ウォーターサーバーは他社のボトルを利用できない
  • 利用できないのはボトルの規格が違うこともあるがサービス維持の為でもある
  • サーバーは各メーカーの知恵を絞ったものである為同一規格に出来ない
  • サーバー本体を購入するかたちが主流となる事は考えにくい

 

 

 

他の会社の水に興味が出てくることもありますが、やはり試し飲みさせてもらう程度で済ませたほうがよさそうですね。
別の会社のボトルを付けようとするというのは、SP4のソフトをWiiに入れて起動させようとするようなものなのではないでしょうか。
そう考えると壊れるのも当たり前というか、そんな変な使い方の修理費を保証期間内であってもメーカーが負担してくれるはずないなぁという気持ちになりますね。

 
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