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当選して無料という言葉をかけられても結局費用のかかる当選商法

 

各社の携帯電話を扱う小さな店の軒先でくじ引きを無料でやっているという事でせっかくなので引いてみたら「おめでとうございます!2等のウォーターサーバーが当たりました!」と上位等賞が当たった。
当たったのなら貰おうかと思ってその他初期費用を尋ねて見ると

  • 水は別売り
  • ウォーターサーバー本体自体貰えるのではなく「レンタル料永久無料権」が当たっているだけ

ということで何一つ当たっていない上に費用ばかりかかる…
そんなんじゃ辞退しますと言ったところくじ引きをしていた人は「難で辞退するの?」私は「何でこれで喜ばれると思っているの?」と両者共に良く分からないといった表情のまま離れて行く…

 

これは私が体験した当選商法の体験談です。
私の場合はケチ臭い性分が幸いして真っ先に維持費用についての疑問が先立ち質問をして辞退しましたが、「当選した=タダで貰える」といった一般的な想像で言われるがまま契約をして冷静になってから「貰えたのではなくただ契約しただけ」という事に気付くケースが多いのです。
その上「水代がかかるのならば要らない」「浮かれてただけで実際置き場所も無いし要らない」と解約を申し出ると高額な解約手数料がかかってしまうことも多いようです。
私が体験した当選商法もそうでしたが、この商法でよく売られる商品にウォーターサーバーがあります。
その他ではインターネット回線等の工事費無料(勿論月額の回線料はかかります)なども報告があります。

 

この商法の特徴は

  • 必ず2等が当たる
  • 有料となる部分をほとんど説明せずに無料の部分だけを強調する
  • 「当選した」ことを賞賛し被害者の気分を高揚させる
  • その時点で契約をしなければ権利がなくなると契約を急かされる

ウォーターサーバーは定期的に水が宅配されますし、インターネット回線は月額料がかかる為、業者からすれば初期にかかる費用や一部の費用を無料としたとしても継続的な収入を確保する事が容易となります。

 

そのような事から当選商法の主流はウォーターサーバーである為「ウォーサーバー商法」、くじを引かせる事から「くじ引き商法」とも呼ばれています。
この当選商法で主流となっている印象から「ウォーターサーバーは詐欺だ」という考えを持ってしまっている人もいるのが現状です。
このくじ引きはスーパーの中やガソリンスタンド、私が体験したような携帯電話ショップの軒先の他にゲームセンターでも報告されています。
ウォーターサーバーや回線工事のような継続的な費用を要求するパターンの他に、無料バス旅行を当選させそのバス旅行の工程表に宝石店等高額商品を販売している店や工場を組み込み、そこで断りにくい状況に追い込む事で宝石等の高額商品を購入させるパターンもあるようです。

 

 

実際に「レンタル料永久無料権」はお徳なのか?

計算

 

 

 

 

 

当選商法でウォーターサーバーレンタル料永久無料権というものが当たったとして、元々ウォーターサーバーを購入しようと思っていた人にとってはお徳なのでしょうか?
当選商法においては「元々有料であるサーバーレンタル料がずっと無料になる」権利が当選しています(当選しない事はほぼありませんが)。
しかしそもそもサーバーレンタル料が有料である会社がそもそも少ないのです。

 

私が調べた限りではウォーターサーバーのメーカー20社(全メーカーでは無いです)の中でサーバーレンタル料が有料となっているのは6社のみでそれ以外の14社は当選などしなくても元々無料となっていますし、有料となっていてもメンテナンス費用を含めているメーカーは3社あります。
つまりわざわざ当選した権利を活用しなくてもサーバー無料がよければ元々サーバーレンタル料無料のメーカーを選べばいいだけなのです。
そしてサーバーレンタル料永久無料という権利があったとしても、この権利に「水の送料」や「メンテナンス費用」については触れられていません。

 

それらが無料な可能性も無くはないですが、このような商法で販売するメーカーにそのようなことを期待するのは酷でしょう。
なお条件があるメーカーはありましたが、私が調べた20社は全て送料無料とする事が出来ました。
家族で利用していなければ無料にする条件(月○本以上購入で無料等)を達成する事が難しいメーカーもありましたが各メーカーの条件等を比較すれば自分に合ったウォーターサーバーを選ぶ事が出来るでしょう。
更に言えば、サーバーレンタル料無料であるメーカーの多い昨今ではサーバー本体の機能や条件と同じくらいメンテナンスにかかる費用が重要となります。

 

いくらサーバーレンタル料が無料であっても、「メンテナンスフリー(メンテナンスは不要)」「セルフメンテナンス(自分でメンテナンスしてください)」というようなメンテナンスに関してのサポートがあまり行われない場合、レンタル料がかかる代わりにメンテナンス料込みで定期メンテナンスをしてくれるメーカーの方が長い目で見ると安く済む場合もあります。
このような本体や契約に関する費用の他に年間でかかる費用のほとんどを占めるのが水そのものの代金ですが、これもメーカーにより異なります。
天然水ではなくRO水(水道水を高性能のフィルター(逆浸透膜)でろ過した純水)であれば安くなる傾向にありますし、RO水でレンタル料のかかる場合であってもアクアクララの場合は定期メンテナンスだけでなく故障対応等のサービスもレンタル料に含まれるため万一の事態が発生した場合にはトータルのコストが他のメーカーよりも安くなることもあります。

 

このように、当選商法であっても元々ウォーターサーバーを検討している場合にはお徳なのかと問われれば「現在はほとんどのメーカーがレンタル料無料となっているので特にお徳ということにはならない、むしろそこからどこまで魅力的な要素があるのかが重要」という事になります。

 

 

ウォーターサーバー検討中に当選商法にあったら

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もしも元からウォーターサーバーに興味がありくじ引きでレンタル料が無料となったとしても後になって「こんなはずじゃなかった」と思わないようにするには
水はどんなものか(RO水・天然水・ミネラルウォーター・水素水・アルカリイオン水等)

  • 水代はいくらか
  • 水の注文にノルマはあるか
  • 送料はかかるのか
  • メンテナンスはどうなっているか
  • 解約料はどうなっているか

といった要素を聞いて、年間にかかるコストを予測した方が良いでしょう。
これらのことは、カタログで商品を見比べていれば自然と出てくる項目なのではないでしょうか?

 

当選したという高揚感、今しか権利がないという焦燥感、言葉巧みな思考の誘導…
正常な判断能力を損なわせるこれらの要素を用いて契約をさせようとするのが当選商法の厄介なところです。
例え冷静な判断能力を持って辞退したとしても、そこで勧誘が終わり「さようなら」という事にはならず、しつこい勧誘をしてくるケースもあるようです。

 

当選商法という商法に対してしっかりとした知識を持ち、後になって後悔をしないように注意しましょう。
とはいえ最善の方法は「怪しいくじは引かない」ということなので、当選商法かな?と思う現場を見ても近付かない、くじを引かないことにした方がいいでしょう。

 

 

まとめ

 

  • ほとんどが2等のくじを引かせ契約させようとする商法を「当選商法」という
  • 当選しても「レンタル料永久無料」などだけで水代などは結局支払う事になる
  • 現在サーバーレンタル料無料のメーカーが多く、ウォーターサーバーを検討している人にとっても当選商法はお徳とは言えない

 

私がこの当選商法を体験したのは東日本大震災前のウォーターサーバーが有名になる前でした。
日頃運がなく抽選などに当たった試しの無かった私は当選ということに実感が湧かず、その事によって逆に冷静に費用を考える事が出来ました。
その為後になって調べてみて、今までくじに当選していなくて良かったと思うべきなのか、それほどくじに当選することを考えられなかった自分に悲しみを感じた方がいいのか微妙な気持ちになったのを覚えています。

 
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